Zend Framework 2 ユーザーガイド


Zend Framework 2 とは

Zend Framework 2 はPHPコンポーネントライブラリ群かつフレームワークです。
ライブラリ利用の延長としてフレームワークとしても扱えるのが特徴です。
アプリケーションフレームワークとして、MVCパターン・EventManager・ServiceManager(ならびにDi)を実装し、再利用性・柔軟性に重点が置かれています。

他のフレームワークと比較して

- 設定ファイルにyamlやxmlを用意する必要性はありません。
- COREPATHなどのフレームワーク固有の定数が設定されている必要はありません。
- インスタンス化の際に独自のメソッド(f○rgeなど)をコールする必要はありません。シンプルに new Class(); でOKです。
- クラス名にaliasは設定されていません。また、フレームワーク固有のオートロードを利用しなければならないなどの制限はありません。
- Version1での設計の問題点を見直し改善しています。ZF1でのバグフィクスの多くはすでにZF2にてマージされています。

Zend Framework 1 と比較して

- MVC以外の個別コンポーネントでもいくつかは大幅な見直しが行われました。
    - Cache / Mail など
- 処理のフックはEventManagerベースになりました。
- 再利用可能なモジュール構成となり、modules.zendframework.comに登録されているモジュール群を導入して利用することが可能です。

その他の特徴

- PSR-0,1,2に準拠しています。

※ この解説には筆者の偏見が入ってることをご了承ください。